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国史跡 武蔵国府跡

武蔵国は現在の埼玉・東京・横浜の大部分を含む。成立は7世紀と推定され、明治以降段階的に現在の行政区分に至りました。武蔵国府は現在の東京都府中市におかれ長くこの地域の中心でした。国府とは現在の県庁所在地で、行政が集まった地域を国衙、庁舎そのものを国庁といいます。武蔵国府跡は国衙と関連遺跡で史跡指定を受けています。つまり町そのものが史跡になっているのです。これからの発掘で範囲は拡大していくでしょう。

国府の範囲は現在の府中市のほぼ中央で、京王分倍河原の北部から東府中駅あたりです。街中にもかかわらずよく発掘・保存が進んだものです。

古代に設置された国衙は、私領である荘園の登場や武家政権の守護の役割強化で機能を取り込まれていきました。
おそらく室町時代の前半には消滅したようです。

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・国府周辺遺跡地図(旧甲州街道をの南側でたくさんの遺跡が出ています)

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京王府中駅を出て、馬場大門のケヤキを通り大國魂神社に入ります。神社とその東側の地下から国衙遺跡が発掘されました。参道を入りふふるさと歴史資料館の前に石柱が出来ていました。
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全国の国府・国衙の実態はなかなかわかりませんでした。初めて発掘成果が出たのは近江国庁でした。リハビリ中によく走ったものです。パンフレットの発掘状況マップは充実しています。しかしこの街中でよくここまでと思います。
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ちなみに大國魂神社の創建は景行天皇の御世です。国衙が出来た頃にはどんな位置づけにあったのでしょうか?調べてもわかりませんでした。

大國魂神社の東隣に「国史跡 武蔵国衙跡」があります。遺跡の保存公園です。

○国史跡 武蔵国府跡 国衙跡地区
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建物は2棟発見されています。
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建物は瓦葺きと朱色の柱が発見されました。政治の中心に建物であるのは間違いありません。
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展示スペースは見える範囲で小さいですがデザインはなかなかよいですね。明るくてわかりやすい。
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資料も充実しています。もっとも「ふるさと府中歴史館」に先に立ち寄ることを進めます。
Cimg8881もう一つの遺跡保存地区で「御殿地」があります。大國魂神社を西側に出て府中本町駅に向かいます。

○国史跡 武蔵国府跡 御殿地地区

府中本町駅前の西側に広がる小学校の校庭ほどの広場が御殿地地区です。古墳時代には集落が存在、7世紀末から8世紀初頭に都から赴任した国司の居宅である国司館か築かれました。施設は6棟は規則的に配置され、うち3棟は大型施設です。国司館は国衙に先行して造営されたようで、国府成時の様子を理解する上で貴重な遺跡です。

Cimg1824   
  

土の上にシートが被せてありますが、どんな保存を考えているのかがわかりません。

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同時にこの地域は徳川家康の別荘である府中御殿があったとの伝承がありました。近年の発掘調査で三葉葵の鬼瓦が出て、伝承どおりの御殿であったことが確認できました。

ざっと一時間程度で見学可能です。これから保存と公園化が始まるますが、街中だけに大変です。


今日は昼からの出勤で、今帰宅。アップロードを忘れていました。

(2012年4月26日、8月7日、9月18日 撮影:訪問)

■国史跡 武蔵国府跡

所在地 ①国衙跡 宮町2丁目5番2(史跡整備地)
       ②御殿地跡 府中市本町1-14

アクセス ①京王府中駅・JR府中本町駅ともに徒歩5分
       ②JR府中本町駅前
                                                    きむらよしのぶ

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